「おきゅうと」と「えご」の違い!ところてんと食べ方も同じなの?
記事公開日:2018年11月30日
「おきゅうと」と「えご」は、
一部の地域で食べられている海藻を原料とした加工商品です。
しかし、あまり全国的に知られていないので、
「見たことなーい」
「聞いたことがない」
という人も多いですよね。
「おきゅうと」も「えご」も、外見は似ているので、
「違い」ってよく分かりませんよね。
そこで今回は、「おきゅうと」と「えご」の違いや、
気になる食べ方についてまとめてみました。
「せっかく人から貰っても食べ方がわからない!」
と困っている人は、是非参考にしてみてくださいね。
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おきゅうととは?
おきゅうととは、
福岡・博多で食べられている郷土料理の一つです。
おきゅうとの原料となるエゴ草という海藻が、
博多湾で豊富に獲れるため、おきゅうと作りが盛んになったと言われています。
おきゅうとの歴史は古く、すでに江戸時代から食べられていたそうです。
作り方はシンプルで、エゴ草にイギスという海藻を加えて煮溶かし、
裏ごししたものを型に流してそのまま固まるのを待ちます。
色は薄い緑色で、形は「小判型」「角型」「棒型」と様々です。
福岡では朝食の定番のおかずとして人気があります。
など諸説あります。
えごとは?
では次に、えごについて見てみましょう。
えごは、主に新潟や東北で食べられており、
おきゅうとと同じく薄い緑色で、エゴ草から作られているのが特徴です。
作り方は、おきゅうと少し違い、
凝固作用のあるイギスという海藻を加えず、エゴ草を煮溶かしてから冷やし固めます。
小判型や棒型があったおきゅうととは違い、ほとんどが「角型」で売られています。
おきゅうとよりも、弾力が強く、海藻の風味が強いと言われています。
地域や材料に多少の違いはありますが、他にどんな違いがあるのでしょうか。
次の項目でおきゅうととえごの違いをチェックしていきましょう。
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おきゅうととえごの違い
おきゅうととえごの一番の違いは、「風味」と言われています。
おきゅうとの方が、ところてんのように滑らかで、
癖がなく食べやすいと言われています。
一方、えごは独特のザラザラ感が残っており、
おきゅうとよりも磯の香りを強く感じるため、好みが分れるようです。
海藻が苦手な人にとっては、えごは少し食べにくいかもしれません。
また、おきゅうとがエゴ草に「イギス」を加えて煮溶かしているのに対して、
えごはイギスを加えていない点も違います。
ところてんとは同じもの?
一見、おきゅうとやえごと同じように見える「ところてん」ですが、
実際には原料が違います。
おきゅうとやえごは、「エゴ草」を使用しているのに対し、
ところてんは「天草」や「オゴノリ」を使用しています。
また、ところてんは天草を煮溶かし、冷やし固めた後に、
「天突き」という専用の道具を使って、糸状に押し出すのが特徴です。
角型や小判型に成型するおきゅうとやえごに比べて、ところてんは形の面でも異なります。
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食べ方の違いについて
次に、おきゅうとえごの食べ方についてみてみましょう。
おきゅうともえごの食べ方の違いは、ほとんどないと言われていて、
そのまま切って「生姜醤油」「酢醤油」「酢味噌」などで食べるのが一般的です。
トッピングとして、すりごま、みょうが、ねぎ、大葉などが挙げられます。
メーカーや作り手によって風味や舌ざわり等が微妙に異なりますが、
どちらも、もちもちとした弾力のある食感が魅力です。
栄養やカロリーについて
おきゅうとやえごは、海藻だけで出来ているので、
ヘルシーなのが特徴です。
100gで6kcal~7kcalと低カロリーなので、
厳しい食事制限をしているダイエット中の人にもおすすめです。
成分のほとんどが水分のため、糖質制限をしている人にも安心ですし、
海藻の「食物繊維」が含まれているため、便秘の予防に期待ができます。
ただし、「ミネラル」や「ビタミン」などの含有量はどれも微量のため、
栄養価はそれほど高くありません。
海藻が原料なのに、ミネラルが少ないのがちょっと残念ですね。。。
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まとめ
おきゅうととえごは、海藻で出来ている低カロリーな食材だということがわかりました。
ところてんと同様に、「酢」を使った食べ方が合いますが、
好みによって「からし醤油」で食べる人もいます。
特にえごは、磯の風味を活かして食べるか、ちょっとごまかして食べるかで
好みが分かれるところなので、色々な調味料で試してみるのも楽しいです。
色々違いを見てきたので、ここでちょっとまとめておきましょう。
おきゅうと | えご | |
産地 | 福岡・博多 | 新潟・東北 | 原料 | エゴ草、イギス | エゴ草 | 形 | 小判型、角形、棒形など | 角形 | 風味 | 癖がなく、滑らかな舌触り | 海藻の香りが強く、ザラザラした舌ざわり | 食べ方 | 生姜醤油、酢醤油、酢味噌 | からし醤油、生姜醤油、酢醤油、酢味噌 |
地味な食べ物ですが、水分や食物繊維が多いので
普段便が水分不足で固くなってしまい、便秘がちになっている人にとっては、
便秘改善に役立つ可能性があります。
女性にとっては、ダイエットにも便秘改善にも良い食材なので、
食べてみると嬉しい効果があるかもしれません。
好みに合えば、毎日食べるのもオススメですが、
実は結構好みの分かれる食べ物ですよ~。(小声)
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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