沖縄の「イリチー」とはどんな料理?言葉の意味は?チャンプルーとイリチーの違いも
記事公開日:2019年5月24日
チャンプルーと同様に沖縄を代表する調理法、イリチー。
沖縄の言葉は独特です。
なので、
「イリチー」
と言われてもどんな料理なのか、
想像するのが難しいですよね。
メニューをみてもどんな料理かわからず、
なかなか注文できない人もいるかも?
と、いうことで!
今回は、代表的な沖縄の一つであるイリチーについて、
言葉の意味やチャンプルーとの違いについてまとめました。
それではさっそくみていきましょう!
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どんな料理なの?
イリチーは、出し汁と一緒に、細かくした食材を
水分がなくなるまで「炒め煮」する調理方法です。
イリチーの出汁は一般的に「豚肉の茹で汁」を使用することが多いですが、
「昆布出汁」や「鰹出汁」が使用される場合もあります。
イリチーでどの出汁が使用されるかは、
調理される食材によって異なります。
また、
本格的な出汁が用意できない場合は、
市販で売っている粉末出汁でも十分に代用できます。
代表的なイリチーとしては、
- 三枚肉やシイタケなどと一緒に煮込んだ「クーブイリチー」
内臓を一緒に煮込んだ「ナカミイリチー」
お麩と一緒に煮込んだ「フ―イリチー」
などがあります。
イリチーは色々な食材を組み合わせて使用するのが特徴。
なので、非常にバリエーションが豊富です。
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チャンプルーとイリチーの違い
それでは次に、
チャンプルーとイリチーの違い
についてみてみましょう。
イリチーは煮汁と具材を「炒め煮」します。
それに対して、チャンプルーは出汁を加えない「炒め物」です。
もともと、チャンプルーには、沖縄の言葉で
ごちゃ混ぜにしたもの
という意味があります。
ありあわせの野菜や食材を使って、
簡単に食べられる沖縄の家庭料理の定番です。
沖縄名物である「島豆腐」や「ゴーヤ」などの食材が、
チャンプルーによく使用されます。
お肉が好きな人には、
も人気があります。
イリチーの言葉の意味は?
先ほどチャンプルーは「ごちゃ混ぜ」という意味でしたが、
イリチーにも何か意味はあるのでしょうか。
そこで次にイリチーの言葉の意味について
チェックしてみましょう。
イリチーは、
という言葉が転じた形だと言われています。
イリチーの他に、「イリチャー」と呼ぶこともありますが、
どちらも同じ「炒め物」という意味です。
イリチーもチャンプルーも、どちらも似たような物ですが、
「炒める」という言葉の意味があるのはイリチーの方です。
「ごちゃまぜ」という意味がある
チャンプルーと混同しないようにしましょう。
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イリチーのレシピ
それでは最後に代表的なイリチーの作り方を紹介します。
今回はイリチーの中でも人気が高い
パパイヤイリチー
のレシピをご紹介します。
- 材料(2人分)
- 青パパイヤ:1/2個
- 豚肉:100g
- にんじん:20g
- にら:20g
- 油:大さじ1
- 塩、胡椒:各少々
- 鰹出汁:1/4カップ
- 味醂:大さじ1.5
- 醤油:大さじ1
1.
青パパイヤ・豚肉・にんじんは、全て千切りにして、長さも整えます。
2.
にらも他の食材と同じ長さに切ります。
3.
千切りにした青パパイヤは、水に浸してアク抜きをしておきます。
4.
フライパンを熱し、油を加えたら、最初に豚肉を炒めます。
5.
豚肉全体に火が通ったら、青パパイヤとにんじんを加えます。
6.
全体に塩・胡椒をして、よく炒めます。
7.
調味料を全部加え、最後ににらを加えます。
8.
さっとひと煮立ちしたら、お皿に盛って完成です。
具材は、豚肉以外に「ツナ缶」を使っても
美味しく作ることができます。
青パパイヤは、完全に火が通すより、
多少歯ごたえがある硬さにするのがポイントです。
パパイヤは小さめのサイズで十分です。
大きさによって使用する量を調整しましょう。
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まとめ
今回は沖縄料理であるイリチーの紹介や、
言葉の意味、作り方について紹介しました。
イリチーは出汁と細かく切った食材を
炒め煮にする調理方法なのでした!
出汁を使わないという点が、
チャンプルーとの大きな違いです。
イリチーもチャンプルーも余り物の食材を使って
美味しく食べることが出来るのが魅力です。
特にパパイヤやゴーヤなど沖縄の地元の野菜との
相性が良いので、色々と試してみるのも面白いですね。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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