しいたけに含まれる栄養の特徴は?効果的な調理法はあるの?
記事公開日:2019年4月24日
昔から「健康に良い食材」として知られている、しいたけ。
しかし、実際にはどのような栄養成分があるのか。
「具体的な特徴を述べよ。」
なんて言われてしまったら、
「ぱっと答えられない~」
という人は多いのではないでしょうか。
栄養があるとは言われていても、
味も薄いし、いったいどんな栄養があるでしょうか。
また、含まれる栄養をどのように調理したら、
効果的に摂取できるのでしょうか。
と、いうことで!
今回は、しいたけに含まれている栄養の特徴について、
くわしくみていきましょう。
まずは含まれる成分から!
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しいたけの栄養成分
それでは、まずはしいたけの
栄養成分についてチェックしてみましょう。
しいたけには主に、「食物繊維」「エリタデニン」「ビタミンD」などが含まれています。
豊富な食物繊維は「糖尿病や腸癌の予防」、
エリタデニンは「コレステロール値や血圧の低下」、
ビタミンDは「カルシウムの吸収」を助けます。
胃がん患者に投与される抗がん剤の「レンチナン」は、
しいたけの成分から精製されることで有名です。
現代人の多くが悩む、生活習慣病の予防や改善に役立つため、
しいたけは日頃から適度に摂取することが望ましいです。
骨を強くするビタミンDも多く含まれているため、
成長期の子供や骨粗しょう症が心配な人にもおすすめです。
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生しいたけと干ししいたけで栄養は違う?
そんなしいたけですが、
実際に料理に使う時には、
2種類のしいたけがありますよね。
すなわち、
生の場合と、干した場合では栄養も変わってくるのでしょうか。
結論から言ってしまいますと、
生しいたけと干ししいたけでは、
全く栄養価が異なります。
干ししいたけは生しいたけよりも、
- 葉酸は約3倍、
食物繊維は約8倍、
ビタミンDとカリウムは約30倍
ほど栄養が高いと言われています。
なんと!
元は同じしいたけなのに、
こんなに違うとは驚きですね!
Σ(・ω・ノ)ノ
また、干ししいたけの方が、栄養価だけではなく、
「旨みも強くなる」
と言われています。
どうせしいたけを食べるのであれば、
実は生よりも干ししいたけの方がおすすめなのです。
ただし、旨みが強くなる分干ししいたけの方が、
生しいたけよりも風味が独特。
なので
「味が苦手~」
となってしまうことも多いのが難点です。
特に子供は、干ししいたけが嫌いなケースが多いので、
料理で出す時には、ちょっとした工夫が必要になってきます。
干ししいたけが苦手な場合は、みじん切りにした物を
ハンバーグなどに練り込むと食べやすくなるのでおすすめです。
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効果的な調理方法
しいたけの効果的な調理方法は、
摂取したい栄養によって違います。
例えば、
しいたけに含まれているビタミンDは、脂溶性ビタミン。
なので、油と一緒に摂取すると効率的に吸収できます。
しかし、しいたけの栄養を全部余すことなく
摂取するのであれば、「煮物」もおすすめです。
煮汁にしいたけの栄養や旨みが全部詰まっているので、
無駄にすることなく調理することができます。
ただし、
干ししいたけには「プリン体」が多く含まれています。
ですので、プリン体が原因とされる
「痛風」を抱えている人には注意が必要です。
プリン体は水溶性で煮汁に溶け出しやすいです。
なので煮物にした時には出来るだけ
煮汁は飲まないようにするのがおすすめです。
食べ過ぎるとどうなる?
そんな栄養満点のしいたけですが、
食べ過ぎると何か体に悪いことはあるのでしょうか。
しいたけは食べ過ぎても、体調不良を起こすような
副作用はないと言われています。
しかし、しいたけには不溶性食物繊維が多く含まれており、
「消化しにくい」
という難点があります。
そのため、しいたけを食べ過ぎた場合、
人によっては「胃痛」や「下痢」などの症状を感じる人もいるようです。
また、
しいたけに含まれているエリタデニン。
これには、血圧やコレステロール値を下げる効果があるため、
食べ過ぎた場合は低血圧になる可能性があると指摘されています。
特に既往症で血圧を下げる薬などを飲んでいる場合は、注意が必要です。
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まとめ
今回はしいたけに含まれる栄養成分や特徴、
効果的な食べ方について紹介しました。
しいたけは、糖尿病や高血圧などの生活習慣病の予防に
効果がある食べ物だとわかりました。
しいたけの成分を丸ごと味わうのであれば、
栄養の溶け出した汁ごと食べられる煮物は最適です。
それにしても、生しいたけと干ししいたけで、
こんなにも栄養が違うとは驚きでしたね!
生よりも日光を浴びた干ししいたけの方が栄養価は高いですが、
干ししいたけはプリン体も多いため、
痛風の人にはあまり向きません。
健康体の人は出来るだけ干ししいたけを使いたいところですが、
味や成分の違いもあります。
状況に応じてうまく使い分けていきたいところですね。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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