「いとこ煮」の作り方!さつまいもとカボチャ、どっちを使う?

記事公開日:2019年2月8日



郷土料理の一つとして、一部の地域で食べられている「いとこ煮」。
馴染みが無いと、「いとこ煮」と言われても、なかなかピンときませんよね。

いとこ煮は小豆カボチャさつまいもなどを使った甘いお惣菜で、秋から冬の間に食べます。

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冬の冷えた身体をぽかぽかに温めてくれるんですよ。

甘いお惣菜と言われると敬遠しそうですが、
小腹がすいた時のおやつとしても美味しいんです。

食べてみたくなってきますよね。

そこで今回は、いとこ煮の由来作り方について紹介していきます。
「カボチャ」や「さつまいも」が美味しい季節に、是非作ってみてくださいね。



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いとこ煮とは

まずは「いとこ煮」について見てみましょう。

「いとこ煮」とは、「小豆」と一緒に色々な具材を煮た料理のことを指します。
具材は、「カボチャ」「さつもいも」「もち米」などを使っていて、地域によって異なります。

いとこ煮を食べる地方は、
主に「山形」「北陸」「奈良」「山口」です。

山形は「もち米」を加えた砂糖味
新潟・富山・石川の北陸地方は「根菜」「油揚げ」を加えた味噌醤油味
奈良は「カボチャ」を加えた醤油味
山口は「かまぼこ」「白玉」を加えたシイタケ出汁が特徴です。

「いとこ煮」を食べる地域と味

  • 山形:もち米入りの砂糖味。
  • 北陸:根菜と油揚げが入った味噌・醤油味。
  • 奈良:カボチャがメインの醤油味。
  • 山口:かまぼこ・白玉入りのシイタケ出汁。
  • 地方によって具材も味も、全然違うんですねぇ。

    山形、奈良のものは味が想像できそうですが、
    他の地域は馴染みが無いとホントに想像できないですよね。

    とりあえず、「いとこ煮」の由来をチェックしてみましょう!



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    いとこ煮の由来について

    さて、気になる「いとこ煮」の由来についてみてみましょう。

    「いとこ煮」の名前は、煮えにくい具材を「おいおい」加えたり、
    「めいめい」煮込む料理の過程に由来しています。

    「おいおい」を「甥甥」、「めいめい」を「姪姪」と漢字に当てはめると、
    甥も姪も「いとこ」になるため、「いとこ煮」という名前がついたと言われています。

    「いとこ煮」の由来

    煮え難い具材から「追々」入れていく、「銘々」煮込んでいくところから、
    甥甥」、「姪姪」の字を当て、転じて「いとこ煮」になった。

    また、「いとこ煮」は、それぞれの地域によって、
    料理の意味合いも少し異なるようです。

    山形では「農家のもてなし料理」、北陸地方では「精進料理」、
    奈良では「風邪予防の健康料理」、山口では「冠婚葬祭の会席料理
    という特徴があると言われています。

    家庭料理と言うよりは、特別な時にみんなで食べるものなんですね~。
    さて、いよいよ気になる材料や作り方のチェックをしてみましょう!



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    さつまいもとカボチャでどっちを使うべき?

    ネットで「いとこ煮」のレシピを探していると、
    さつまいも」を使ったレシピと、「カボチャ」を使ったレシピが多いです。

    初めて作る人にとっては、

    さつまいまとカボチャのどっちを使ったらいいの?

    と悩んでしまいますよね。

    そんな時は、「お好み」で選んでしまいましょう!

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    なぜなら、いとこ煮は「小豆」と一緒に煮込んでいる料理全般を指すので、
    「さつまいも」でも「カボチャ」でも、どっちでもいいんです。

    また、いとこ煮は、さつまいもやカボチャだけではなく、

  • 大根
  • 人参
  • ゴボウ
  • などの根菜類を入れる地方もあるので、
    それぞれの家庭の好みで色々な野菜を試してみるのも良いですよね。

    それでは、早速作り方を見てみましょう!

    いとこ煮の作り方

    今回は「カボチャを作ったいとこ煮」の作り方を紹介します。

    小豆は生を使用するよりも、
    缶詰を使用する方が簡単に作ることができるのでオススメです。

      材料 (4人分)

    • カボチャ:1/4個
    • ゆであずき:200g
    • 砂糖:大さじ1
    • 塩:小さじ1/4
    • 醤油:小さじ1
    作り方

    1.

    カボチャのタネやワタを取り除いて、下処理をしておきます。

    2.

    味が染みやすいように、カボチャの皮を適度に剥き、食べやすい大きさに切ります。

    3.

    お鍋に水150mlカボチャを入れたら、砂糖と塩を加えて煮立てます。

    4.

    沸騰したら落としぶたをして、弱火で10分程度煮ます。

    5.

    カボチャが竹串でスッと通るくらいの柔らかさになったら、缶詰のゆであずきを加えます。

    6.

    醤油を加えて、3~5分程度煮たら完成です。


    出来たてをすぐに食べるよりも、
    時間を置いてから食べた方が味が染みて美味しいです。

    時間がある場合は、

    冷ます→弱火で加熱→冷ます

    の工程を2~3回繰り返すのがおすすめです。

    カボチャと小豆の組み合わせは間違いなく美味しいですよね!
    冷めても美味しいので、お弁当にも良さそうです。



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    まとめ

    今回は「いとこ煮」について紹介しました。

    地域によって、いとこ煮は料理の意味も具材も異なるので、
    初めての人は好みの具材を使って作ってみましょう。

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    また、いとこ煮を作る時には、
    生小豆だと下ごしらえに時間がかかって面倒なので、
    缶詰の茹で小豆を使ったほうがカンタンです。

    秋から冬にかけては、「いとこ煮」の具材になる
    さつまいも」「カボチャ」「根菜類」が美味しくなる時期なので、
    是非試してみてくださいね。

    今回は以上です。
    ご参考になりましたら幸いです。
    (*゚ー゚*)ノ


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