「へしこ」の食べ方!刺身、茶漬け、パスタなど食べ方いろいろ!
記事公開日:2018年12月21日
「へしこ」って聞いたことありますか?
鯖のへしこは、
農林水産省主催の農山漁村の郷土料理百選にも指定されている日本の伝統料理なんです。
生でも焼いても食べることが出来るため、
お料理に幅広くアレンジすることができます。
「へしこ」は一度食べてみると、病みつきになってしまう人も多く、
お酒の肴としても人気があったりします。
今回はそんな病みつきになっちゃう「へしこ」の美味しい食べ方についてまとめてみました。
「へしこ」の食べ方で困っていたら、是非参考にしてみてください。
それでは、見ていきましょう!
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へしことは何ですか?
まずは、「へしこ」についてチェックしてみましょう。
「へしこ」は一般的に「鯖」のイメージが強いですが、魚の糠漬けのことを指していて、
鯖の他にも、「イカ」や「イワシ」なども使われています。
魚の糠漬けは、魚に塩と糠を加えて発酵させた保存食品です。
主に、福井県や石川県など、丹後半島で食べられてきた郷土料理で、
江戸時代に魚を腐らせないように持ち運ぶために考えられた加工法でもあります。
塩や糠を漬け込む過程で、魚を押し込むことを「へし込む」と言い、
それが転じて「へしこ」になったのが由来と言われています。
魚を押し込む意味の「へし込む」が転じて「へしこ」となった。
塩辛く、熟成した身はまろやかで独特の風味があり、
発酵食品特有の栄養価の高さも魅力です。
体づくりには欠かせないアミノ酸が豊富で、
血圧の上昇を抑制するペプチドも含まれています。
記憶力の向上に期待ができるDHA(ドコサヘキサエン酸)も含まれているため、
成長期のお子さんにもおすすめです。
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刺身で食べる
では、「へしこ」を刺身で食べる場合についてみてみましょう。
刺身で食べる時には、魚についている糠をキッチンペーパーなどで軽く拭き取り、
包丁で食べやすい大きさに切って、お皿に盛ればすぐに食べることができます。
糠の臭いが苦手な場合は、大根と一緒に食べるのがおすすめです。
大根スライスや大根おろしと一緒に食べると、
独特の風味が軽減されて食べやすくなります。
お好みでレモンを絞ってさっぱり食べのも良いですよ♪
また、酢飯の上に切り身のへしこを乗せれば、
へしこ寿司として美味しく食べることもできます。
へしこは塩辛いので、お酒の肴にもよく合いますよ!
茶漬けで食べる
次に、「へしこ」の刺身が苦手という人におすすめしたいのが、「茶漬け」です。
へしこ茶漬けは、お酒を飲んだ後の〆にもぴったりなんですよ~。
作り方は簡単です!
魚についた糠を軽く拭き取って、「へしこ」を軽く焼き、茶漬けのトッピングにするだけです。
1.
「へしこ」についた糠をキッチンペーパーなどで拭き取る。
2.
好みの焼き具合になるように、軽く炙るか焼く。
3.
焼きあがったらほぐして茶漬けのトッピングにする。
焼くと、普通の焼き魚を食べるのと同じ感覚で食べることが出来るので、
「へしこ」の独特の糠臭が和らぎます。
炊き立てのご飯の上に、焼いた「へしこ」を乗せて、
「へしこ飯」にして食べても美味しいです。
生のままでは食べにくいという人は、「へしこ」を焼いて食べる方法がおすすめです。
余った「へしこ」は身をほぐして密閉容器に保存しておくと、
他のお料理にもアレンジできて便利です。
どんなアレンジがあるのか、次の項目でチェックですよ!
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パスタのレシピ
それでは、「へしこ」を使ったアレンジレシピ、
「へしこパスタ」の作り方を紹介しましょう!
- 材料(2人前)
- スパゲッティ 200g
- へしこ 40g
- にんにく 1片
- 赤唐辛子(輪切り) 1本
- 玉ねぎ 3分の1
- オリーブオイル 大さじ2
- 塩胡椒 適量
1.
「へしこ」の骨を取り除き、身をほぐしておきます。
2.
玉ねぎとにんにくはみじん切り、塩を加えたお湯でスパゲッティを茹で始めます。
3.
フライパンに、オリーブオイル・みじん切りのにんにく・赤唐辛子を入れて火にかけます。
4.
オリーブオイルににんにくの香りがついたら、玉ねぎと「へしこ」を入れます。
5.
更にスパゲッティと少量の茹で汁を追加したら、味が馴染むように軽く混ぜ合わせます。
6.
最後に塩こしょうで味を調整したら完成です。
ペペロンチーノを作る要領で、アンチョビの代わりに「へしこ」を使います。
「へしこ」自体がかなり塩辛いので、最後の塩胡椒は味を見ながら追加しましょう。
これは隠し味にレモン汁をちょっぴり入れても美味しそうですよね!
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まとめ
今回は魚の糠漬け、「へしこ」について紹介しました。
「へしこ」は、アンチョビの代用としてお料理にアレンジすることが出来るので、
ピザとの相性も良いと言われています。
アンチョビのような塩辛さと独特の旨みがあるので、和食にも洋食にも合いますよ。
糠の風味は、生で食べる時の方が強く感じられるので、
苦手な人は火を加えた調理方法の方が食べやすくなります。
アミノ酸やDHAが豊富で、健康にも良い食品なので、
小さなお子さんから高齢者まで、幅広い世代におすすめです。
急に、
「酒のつまみが欲しい」
「お腹すいたー!なんか食べたーい!」
なんて言われた時に、ササッと出せる一品として
レギュラー入りさせたいですよね。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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