イナゴの佃煮って栄養はあるの?味は何に似てる?

記事公開日:2019年1月4日



イナゴの佃煮って、見たことありますか?

時々スーパーなんかでも売っているのですが、
初めて見る人にとっては、まさに衝撃のビジュアルです!

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野原で見かける昆虫が、
おかずの一品として食卓に上がるなんて、びっくりですよね!

しかし最近では、強烈な見た目の上に、取り扱っているスーパーや飲食店が少ないため、
イナゴの佃煮を食べたことがある人は少なくなっています。

今回はイナゴの佃煮がよく食べられている地域や、
気になる栄養について詳しく調べてみたいと思います。



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イナゴの佃煮の栄養について

まずは、イナゴの佃煮に含まれている栄養についてチェックしていきましょう。

イナゴの佃煮は、「鉄」「亜鉛」「ビタミンE」「銅」などが含まれ、
意外と栄養価が高いのが特徴です。

イナゴの栄養素

  • ナトリウム
  • ビタミンB2
  • ビタミンE
  • 亜鉛
  • 葉酸
  • イナゴにはタンパク質も豊富です。

    イナゴの佃煮は、食材が乏しかった時代、
    手軽に摂取できる貴重なタンパク源」だったと言われています。

    今の時代は、肉や魚をスーパーで簡単に手に入れることができますが、
    昔は今ほど簡単に肉や魚などのタンパク源が手に入りませんでした。

    そこで、稲作が盛んな地域では、稲につく害虫としてよく手に入ったイナゴを、
    タンパク質やカルシウムの補給のために、捕食する習慣が根付いたと言われています。

    飽食の今の時代は、進んでイナゴの佃煮を食べたがる人は少なくなっていますが、
    今も特定の地域では、「郷土料理」として食べ続けられているんですよ。



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    味は何に似てる?

    イナゴの佃煮を食べた人は、

    小魚のような味
    小エビのような味

    と感じる人が多いようです。

    イナゴ自体には味がなく、
    サクサクした食感と、甘辛い味付けが特徴です。

    ぶっちゃけると、薄い味付けでは食べるのは厳しいです。
    がっつり醤油を利かせて作ります。

    また、イナゴの大きさによって、食感が少し変化するようで、
    イナゴが小さい方がサクサクして食べやすいようです。

    一方、イナゴが大きい場合は、お腹の部分が柔らかく、サクサクした食感が薄れるようです。

    どちらかと言うと、小さなイナゴの方が、昆虫らしさを感じないで食べられそうです。

    初めてイナゴの佃煮に挑戦する人は、
    出来るだけ最初は小さいサイズから食べてみることをおすすめします。

    さらに、足は取って食べた方が良いですよ!



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    どこの地域の料理なの?

    では次に、イナゴの佃煮がよく食べられている地域についてチェックしましょう。

    イナゴの佃煮は、一般的に「山間部」で食べられているようです。

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    具体的には、山形県福島県長野県岐阜県群馬県などの、
    周りが山で囲まれている地域です。

    海が近くにある地域では、たんぱく源として考えればイナゴよりもお魚を食べますから
    必然的に山間部での習慣となりますよね。

    特に長野県では、昆虫を使った郷土料理が多く、
    蜂の子」や「蚕のさなぎ」を食べることでも有名です。

    これは、長野が海に面していないことと養蜂・養蚕が盛んだったことが
    大きく関わっていると考えられますよね。

    長野ではいまだに秋になると、
    自分でとってきたイナゴを家庭で料理する場合があると言われています。

    自分で捕まえたイナゴを調理する時には、しっかり火を通すことをおすすめします。
    イナゴのお腹に中には、「ハリガネムシ」という寄生虫がついていることがよくあるんです。

    寄生虫は加熱をすれば、死滅するので特に問題ありません。

    イナゴは日本だけではなく、中国でも食べられています。
    中国では、生のイナゴを食べた結果、
    「イナゴの体内に残った農薬」が原因で死亡する事件が起きています。

    中国では基準値を大幅に上回る農薬が検出されることも多く、
    高濃度の農薬が撒かれた稲を食べているイナゴは、
    それだけ体内に農薬が残されている可能性が高いようです。

    体内に高濃度の農薬が残されているイナゴは食用には不向きなため、
    できるだけ安全性の高い国産のイナゴが使用されている佃煮を選ぶようにしたいですね。



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    まとめ

    イナゴの佃煮は、栄養価が高く、主に山間部で食べられていることがわかりました。

    サクサクした食感で、小魚や小エビのような味がするため、
    見た目よりも食べやすいと感じる人も多いようです。

    ただし、イナゴはお腹に寄生虫がいることも多いため、
    自分でイナゴの佃煮を作る場合は、しっかり加熱してから食べることが大切です。

    また、「食の安全」の観点から、佃煮に使用されているイナゴは国産がおすすめです。
    既製品のイナゴの佃煮を購入する場合は、原料原産地をしっかりチェックしておきましょう。

    食べる時は、足が口の中に刺さって痛いので
    足がついていたら取ってから食べるのがオススメですよ!
    ほんと、痛いですから。(笑)

    今回は以上です。
    ご参考になりましたら幸いです。
    (*゚ー゚*)ノ


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