栗(クリ)は木の実と果物どっちなの?それぞれの定義はあるの?
記事公開日:2015年10月7日
ほっこりと甘い秋の味覚といえば栗。
栗ご飯はもちろんのこと、甘露煮やモンブランなどにしても美味しく頂けます♪
お菓子にいろいろ使われていることから、
「栗って果物でしょ?」
と思ってしまいますが、
「木に成るのだから木の実じゃないの?」
という方の意見もあるようです。
で・・・・結局どっちなの!?
ということで、今回は栗が「果物」なのか「木の実」なのか。
クリアにしちゃいましょう!!!(クリなだけにっ)
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果物と木の実の定義とは?
そもそも「果物」と言われたら何を思い浮かべますか?
「あんまーいい」
「すっぱ!!」
「ジューシー!」
などなど、果物と言われて思い浮かべるものといったらフルーツですよね。
じゃあ、木の実は・・・と言われるとナッツ類やドングリなどをイメージします。
食品分類上では、「果物」とは、
強い甘みがあり、調理せずにそのまま食べられる食物のこと
となります。
と分類する定義もありますが、地面で育つイチゴやメロンも「果実的野菜」として果実の仲間とされています。
一方、私たちが「木の実」と呼んでいるものは、食品分類上は、
「種実類」(しゅじつるい)
と呼ばれています。
種実類とは、固い皮や殻に包まれた果実・種子の総称なので、
などのナッツ類はこの種実類に含まれます。
果物と木の実には明確な分類はないのですが、アーモンドや胡桃などの固い殻に包まれた種実類を果物の一部として扱うことも多いです。
なので、果物という大きな枠の中に木の実が含まれていると考えるとわかりやすいかもしれませんね♪
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栗は木の実?それとも果物?
果物と木の実の分類がわかったところで、肝心の栗の話に戻りましょう。
栗のイメージといえばあのトゲトゲの針!
ちょっと痛そうな見た目を思い浮かべませんか?実はあのトゲは殻斗といって果実を守る殻なのです。
固い殻を持っている栗は木の実の仲間!
ということになりますね。
ですが、栗の甘露煮や、モンブランなどの濃厚な甘みを味わうと
「これは果物と呼んでも良いんじゃないの?」
と思うくらい糖度を感じますよね~♪
まあ、木の実をざっくりと食品分類すれば果物の仲間に入るのですから、栗を果物として扱っても問題は無いでしょう。
すごく乱暴な分け方をすると、
気に成るもの → 果物
という方法もあるので、そういった意味では果物ともいえます。
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果物と木の実の違いとは?
結局、分類というものは、目的や用途によって違ってきます。
私たちが「食べる」ために分けようとしているだけであって、果物(木の実)たちにしてみればいい迷惑かもしれません(笑)
例えば、リンゴで考えてみると、リンゴの「木の実」は、いつも切って捨てているあの芯の部分の黒いポチですよね。
つまり、いつも我々は「リンゴの木の実を捨てて食べている」わけです(^-^)h
果物は基本的に「種」は無視したフルーツのことを指します。
なので、「タネ」ではない食べられる部分を指します。
対して木の実は「タネ」の部分を食べます。
果物と木の実の違い
果物 (フルーツ) | タネ以外の実を食べるもの | リンゴ、ミカン、モモ、など |
木の実 (ナッツ) | タネ部分を食べるもの | ピーナッツ、アーモンド、など |
植物学的な分類としてはいろいろ区別することができますが(Wikiなどに載っている「○類○目○科○属○種」という分類分け。たとえば「クリ」であれば、「真正バラ類ブナ目ブナ科クリ属クリ種」)、曖昧なものの場合「果物なの?」「木の実なの?」という人為分類ではハッキリと区別することはできないんですね。
難しいものですね(^^;
今回は以上です。
参考になりましたら幸いです(*゚ー゚*)ノ
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