青梅の毒性とは?どんな症状が出る?加熱すれば消えるの?
記事公開日:2015年9月21日
最終更新日:2015年12月19日
爽やかな酸味のある青梅は、
と、ハマるとついついたくさん飲んでしまいますよね~。
私も梅を使ったお料理が大好きです(^^
気が付いたら青梅カリカリクンになっています(笑)
が、しかし・・・
生の青梅は食べちゃいけない!
って子供の頃に聞きませんでした?
あれって本当なのでしょうか?
果物なのに丸かじり出来ないって珍しいですよね~。
今回はそんな青梅の毒性に調べてみました。
青梅の毒性の真相に迫ります(`∇´)
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青梅の毒性について
昔はよくおばあちゃんに、
「梅は生で食べちゃ駄目!」
と言われたものです・・・。
実はそれは迷信ではなく、青梅には、
青酸配糖体(アミグダリン)
という外敵から種を守る成分が含まれていて、それを人間の体内に取り込んでしまうと呼吸困難や眩暈(めまい)などの症状が出る場合があるのです。
酷いときには麻痺状態になって命に危険が及ぶ可能性も!
やっぱヤバいんだ青梅!
おばあちゃん、すげぇ!
なんだかそんな風に聞くと、途端に青梅を食べるのが怖くなってしまいますよね・・・
・・・でも、青梅で死にそうになったみたいな話ってあまり聞かないですよね?
もうちょっと調べたらなるほど!でした。
ご安心下さい。
青梅1個に含まれる毒性というのは、ごくわずかなのです。
身体に影響を及ぼすほどに摂取しようとすると約100個以上の青梅を食べなくてはいけません。
いくら梅好きでも流石に100個は食べませんよね~。
なので、1、2個程度であれば生の青梅を齧っても倒れることはありません。
で・す・が!
一つ注意したいのが青梅の毒性は、実が小さいほど危険だという点。
果実が未熟なほど種を守ろうとする力が強いので、木になっている小さい青梅の毒性は強いので食べるのは止めましょう!
ちなみに青梅に含まれる「青酸配糖体」という文字を見て、
「え?青酸?青酸カリのこと!?」
とビックリした方もいるかもしれませんが、よく推理小説に出てくる青酸カリと青梅の毒性は別物なので安心して下さいね(^^;
青酸カリが含まれていたら・・・・・それこそヤバいです(^^;
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中毒になった時の症状は?
毒性がごくわずか、とはいえやっぱりちょっと心配ですよね。
若い梅を何かのひょうしに「ぱくっ」とやっちまったときなど。
いちおう、青梅で中毒になってしまったときの症状や対策を紹介しておきます。
青梅で中毒になったときの症状としては・・・
- 頭痛
- 吐き気
- 嘔吐
- 下痢
こんな症状が出始めたら、それは初期症状のサインです。
さらに症状が進行すると、
- 失神
- 痙攣
- 呼吸困難
などが出始めるので、そうなる前に早く病院へ行きましょう!
なんだか、この症状って、知り合いが海老の食べすぎで、海老アレルギーになったときに似ていますね。
人によって耐性も違ってくると思うので、
「なんだ、大丈夫なんだ~」
と、青梅をばくばく食べるのは控えておいたほうがよさそうです(^^;
せいぜい、2~3個でとどめておくようにしましょう~。
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毒性はどうすれば抜けるの?
先ほども言ったように青梅1個に含まれる毒性はごく微量です。
しかし、ごくわずかであっても毒性を除去したいという場合は、梅酒や梅干しにするのがおすすめ!
長期間焼酎に浸けたり、数日間天日干しすることで毒性は完全に抜けます。
そうすると、もう中毒症状が出る危険性はありません。
また、40度以上の加熱でも毒性を発生させる酵素が働かなくなるので加熱処理も有効ですね!
青梅の毒を抜く方法
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まとめ
青梅を梅酒にしたり、梅干しにして食べるのは昔の人の生活の知恵だったのですね~。
ただ美味しいから、というだけではなく毒素を抜くという合理的な理由あっての調理方法だったとは・・・
流石先人の知恵は凄い!
おばあちゃんすげぇ!パート2!
昔の人のお知恵を拝借して、私も、
などをせっせと作っていきたいと思います。
カリカリの青梅のレシピやおいしい青梅ジュースの作り方については、
こちらの記事で紹介していますので、よろしければご参考くださいね♪
>> 青梅のレシピ!カリカリにする方法とは?おいしい青梅ジュースの作り方も紹介♪
今回は以上です。
参考になりましたら幸いです(*゚ー゚*)ノ
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