玉ねぎの栄養!どんな効能があるの?生と加熱はどっちが栄養は上?

記事公開日:2015年8月11日
最終更新日:2019年3月25日



玉ねぎは血液をサラサラにする!
玉ねぎはダイエットにもいいらしい!

たくさんの効能が評判となり、一気に健康的なイメージを確立した、

玉ねぎ

玉ねぎが持つ栄養と効能とは?

でも、実際はどんな栄養が、どんな働きをして、
どんな効果が期待できるのでしょうか?

今日は玉ねぎが持つ栄養のお話と、その効能。

  • さらに栄養をしっかり取り込む為には生がいいのか
  • はたまた加熱した方がいいのか
  • などなど

    普段はスルーしてしまいがちな、身近な野菜。

    玉ねぎの栄養や効能、調理における影響などを紹介します(^^ゞ

    まず最初に、玉ねぎには一体どんな栄養があるのかを見てみましょう!

    それではどうぞっ



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    玉ねぎにはどんな栄養があるの?

    身体にいい!

    と言われている玉ねぎですが、意外な事に、

  • ビタミン類
  • ミネラル類
  • などの栄養は決して多いとは言えません(^^;

    ミネラルでいうと唯一カリウムが多く含まれていますが、
    鉄分やカルシウムなどは、他の野菜と比べて少ないんです。

    その代わり、

  • ポリフェノールの一種であるケルセチン
  • イオウ化合物である硫化アリル
  • といった、あまり聞きなれない成分がたくさん含まれています。

    何だか化学のニオイがプンプンするお名前が出てきて、
    ちょっと身構えてしまいますよね!

    でも難しいのは名前だけ♪

    これらの成分は、私たちの身体にどんなよい影響を与えてくれるのでしょうか?

    ちょっと見てみましょう~!



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    玉ねぎがもたらす効能とは?

    玉ねぎが、

  • 血液をサラサラにする
  • ダイエットに効果がある
  • といわれているのって、実は先ほど登場した
    難しい名前の成分の働きによるものなんです。

    で、その働きとは?

    ・・・・・・・まずはケルセチンから参りましょう!

    ケルセチンについて

    ケルセチンはポリフェノールの一種だといいましたが、
    ポリフェノールと聞くとそれだけで身体にいいイメージが湧きますよね!

    ポリフェノールが多く含まれるものといえば、

    赤ワイン?
    ブルーベリー?

    みたいな(^^

    いずれも、なんだか健康に良いということで、
    話題に上がったりしますよね~。

    ケルセチンは強い抗酸化作用を持っているので、
    血管をしなやかで丈夫なものにしてくれます。

    そのほか、サラサラと流れる血液をつくってくれるので、
    血流を良くしてくれたりもします。

    さらに!

    加えて、悪玉コレステロール減らしてくれたり、
    脂肪の吸収を抑える働きもあるんです。

    玉ねぎがダイエットにいいというのは、
    このケルセチンに注目したものという訳ですね!

      ケルセチンの効能

    • 強い抗酸化作用を持つ
    • 血管をしなやかで丈夫に
    • 血液をサラサラにする
    • 悪玉コレステロール減らす
    • 脂肪の吸収を抑える
    硫化アリルについて

    そして硫化アリル

    これは玉ねぎを切る時に目が痛くなったり
    生の玉ねぎを食べると感じる、独特なネギ臭さ辛みのもとだったりします。

    手軽にたくさんの栄養を補給できる玉ねぎ

    ちょっと詳しく説明すると、硫化アリルというのには更に種類分けがされています。

  • ニラ
  • ニンニク
  • 玉ねぎ
  • 長ネギ
  • どれも同じようなニオイがして、切る時に目がショボショボしますよね。

    この4つにはどれも硫化アリルが含まれているからです。

    けれど更に種類分けされると

  • アリイン
  • 硫化プロピル
  • というのに分かれます。

    硫化アリル アリイン(ニラ、ニンニクなどに含まれる)
    硫化プロピル(玉ねぎ、長ネギなどに含まれる)

    という訳なんです(^^

    ネット上では硫化アリルと硫化プロピルが、違うものであるかのように
    書かれているものもあるので、混乱しないようにまとめました。

    せっかくなので、ここから先は硫化プロピルと呼びますね!



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    硫化プロピルについて

    この硫化プロピルは、あの有名な血液サラサラ効果をもたらすもの。

    血液がサラサラになるという事は、

  • 血圧が下がる
  • 脳卒中・心筋梗塞の予防
  • 動脈硬化の予防
  • などにも繋がります。

    他にも血液中の余分な糖や脂質を減らす働きがある事から、

  • 糖尿病の予防
  • 中性脂肪値を下げる効果
  • も期待できます。

    そして、硫化プロピルはビタミンB1の吸収を促すので、
    豚肉などと一緒に取ればB1の効能である、

  • 疲労回復や食欲増進
  • 不眠
  • イライラ
  • などの改善にも繋がります。

    さらにさらに!

    その他にも整腸効果のあるオリゴ糖食物繊維
    余分な塩分排出に役立つカリウムも含まれるので、

    例えビタミンやミネラルが少なくとも、
    玉ねぎは健康に良い成分をたくさん持った野菜といえるのです~(^-^)h

    さてさて。

    そこで気になるのが、栄養をガッツリ全部取り込むには
    どう料理するのが一番いいのかですよね!

    野菜は加熱すると栄養を失う・・・

    なんてよく聞きますが、玉ねぎもそうなのでしょうか?



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    生と加熱するのとどっちがいいの?

    実はこれ、一概にこっちがいい!とは言えないのです。

    硫化プロピルは、空気にふれたり加熱する事で違う物質へと変身します。

    空気に触れて酸化した時の名をトリスルフィド
    加熱された時の名をセパエンといいます。

    またややこしい感じの名前が出てきましたね(笑)

    • トリスルフィド
    • セパエン

    となっても、効能でいうと、そうは変わりません。

    ただ、血液サラサラ効果は、加熱した時の方が大きいといわれています。

    硫化プロピルは水に弱い性質を持っているので、
    水にさらすとどんどんと逃げ出してしまうんです。

    加えて、気化しやすいという性質もあるので、
    切ってすぐに食べる必要があります。

    皆さん、もうおわかりかも知れませんが、

    生の玉ねぎを水にもさらさず
    時間も置かずに食べたら・・・

    すごく辛いです。。

    玉ねぎが心底好き!
    玉ねぎには目がないの!

    というレベルの玉ねぎ好きさんじゃない限り、結構きついと思います。

    手軽にたくさんの栄養を補給できる玉ねぎ

    それなら血液サラサラ効果が上がって、
    しかも食べやすいセパエンの方が魅力的ではないかな~・・・

    と個人的にはそう思います。

    セパエンに変身させるには加熱が必要ですが、
    数ある加熱調理の中でも

    炒める

    という方法が一番いいといわれています。

    辛み成分だった硫化プロピルは、セパエンになると
    甘み成分に変わりますので、お料理の幅もグンと広がると思いますよ♪

    ビタミンB1が豊富な豚肉と玉ねぎ、それを一緒に炒めるといったらやっぱりコレ!

    「【定番の1品】豚のしょうが焼きの作り方30分で3品レシピシリーズPART1-2日目(管理栄養士 北嶋佳奈さん監修)」

    まとめ

    お疲れ様でした(笑)

    今日は難しい名前や言葉がたくさん出てきましたね!

    出世魚のようにどんどん名前が変わっていく玉ねぎの健康成分・・・。
    ちょっと混乱しちゃいそうですが

    ポイント

  • 生で食べるなら、水にはさらさず切ってすぐに食べる!
  • 加熱するなら炒めて甘くなってから食べる!
  • とだけ覚えておきましょう!

    玉ねぎはいつでもどこにでもお手頃価格で売られていて、
    数え切れない種類の料理に抜てきされる万能食材です。

    手軽にたくさんの栄養を補給できる玉ねぎ

    日常的に食べているお野菜だからこそ、
    栄養吸収のチャンスを逃す手はありません!

    病気を予防して、体調を整えて、
    あわよくばダイエットもしちゃいましょう♪

    それでは!

    最後までお読みいただきましてありがとうございました!

    今回は以上となります。

    ご参考になりましたら幸いです(*゚ー゚*)ノシ


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