トマトの栄養!リコピンってどんな成分?ちなみに皮は剥く?剥かない?

記事公開日:2015年7月25日
最終更新日:2015年7月29日



トマトといえば、夏の恵み。

夏に採れるお野菜はどれも栄養価が高いですよね~。

その上トマトは緑黄色野菜でもあるので、
栄養面では野菜界の首領(ドン)といっても過言ではありません。

水もしたたるいいトマト

でも、実際にどんな栄養がトマトに含まれるのかって、
普段あまり意識したりしないで食べてますよね~。

トマトには、リコピンっていうかわいらしい名前の
栄養そも含んでいて、これがまたスゴイんですよ~♪

ということで、今日はトマトが両腕に抱えきれないくらい持っている
栄養についてまとめてみました♪

それでは、さっそくみていきましょう~。

まずはトマトが含む栄養からチェックです♪



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トマトに含まれる栄養について

まず最初に注目したいのが、

ビタミン類の多さ

です。

どんな栄養と効能があるのか!?
ちょっとひとつずつ詳しくみていきましょう~。

トマトに含まれるビタミン類

    β(ベータ)カロテン

    体内に取り込まれるとビタミンAに変わる「βカロテン」。

    この栄養素は、お肌の老化を予防したり、
    髪の毛を健康に保ってくれるなどの美容効果があります。

    健康面では、免疫力を上げて風邪を引きにくい身体にしてくれたり、
    ガン予防にもいいそうです。

    (ベータ)カロテン

  • お肌の老化予防
  • 免疫力向上
  • がん予防
ビタミンB群

そしてビタミンB群

たんぱく質の代謝に重要な役割を果たすB6は、
皮膚の抵抗力を強めてニキビかぶれなどの肌トラブルを防いでくれます。

「ビタミン」という名はつきませんが、
ビタミンB群の一つである葉酸も含まれています。

葉酸は赤血球をつくるのにはたらく栄養素で、
貧血に対して凄い効果を発揮するそうです。

    ビタミンB群

  • ニキビやかぶれの防止
  • 貧血に効く葉酸
ビタミンC

そしてコラーゲンの生成に欠かせないビタミンC
つくったコラーゲンで細胞同士を繋ぎ、結合組織を強くします!

そしてβカロテン同様、抵抗力を増す事で風邪予防効果も期待できます。

    ビタミンC

  • 結合組織を増強
  • 抵抗力アップ
  • 風邪予防効果
ビタミンE

お次は「若返りのビタミン」ともいわれるビタミンE

シミやシワのない若々しい肌に導いてくれる他、
カロテンの酸化を防ぐはたらきもあります。

せっかくカロテンを多く含んでいるのですから、
このサポートは非常に大事ですよね!

    ビタミンE

  • 若々しい肌を保つ
  • カロテンの酸化を防止する

以上がビタミン類です。

すごい種類ですよね~!さすが緑黄色野菜!!

では次に、トマトに含まれるビタミン類以外の栄養素についてもみてみましょう!



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トマトに含まれるビタミン類以外の栄養素

カリウム、鉄

ビタミン以外にも、ナトリウム(塩分)の排出を助けてくれるカリウムや、
血液をつくるのに欠かせないなどのミネラル類も豊富です。

血圧が高い方や、むくみに悩む方にはカリウムが
貧血気味だったり、疲れやすい方には鉄が足りていないのかも知れません。

思い当たる事のある方は積極的にミネラルを摂るよう心掛けましょう!

  • 塩分の排出を助けるカリウム
  • 血液をつくるための鉄分

さてさて、ここまでは何となくでも知っている名前ばかりでしたが、
これより先はあまり聞きなれないカタカナの名前が軒を連ねます。

リノール酸

まずはリノール酸

こちらはトマトの果汁に多く含まれる成分で、
なんと脂肪燃焼効果があります。

健康食品として、このリノール酸がプラスされたサラダ油などは有名なので、
聞いたことがあるかも知れませんね(^-^)

血糖値を下げる効果もあるようです。

    リノール酸

  • 脂肪燃焼効果
  • 血糖値を下げる
グルタミン酸

お次は有名な旨み成分グルタミン酸

テレビでも雑誌でも広く紹介されていますね。

こちらはなんと!日本で一番最初に発見された旨み成分なんです!
他にも、脳を活性化させたり、血圧を下げるなどの健康効果もあるようです。

    グルタミン酸

  • 脳を活性化する
  • 血圧を下げる
ルチン

そしてルチン

これはなんとな~くどこかで耳にしたような気がします

・・・・が、よくは知りませんでした(笑)。

血流を良くして、血管を丈夫にしてくれるという、
生活習慣病を恐れる現代人には嬉しい成分で、
血圧を下げたり、動脈硬化の予防になるそうです。

    ルチン

  • 血流を良くする
  • 欠陥を丈夫にする
  • 動脈硬化を予防する

カタカナ続きましたね~!

カタカナとかアルファベットが入ると、
途端に難しい事のように思えてくるのは私だけでしょうか?(笑)

でも大丈夫、次が最後です。

そう、今身体にイイで話題のリコピンにそろそろ迫ってみましょう!

リコピンはトマトのトレードマークとなる栄養素ですから、
大々的にピンで紹介したいと思います。



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リコピンってどんな栄養?

なんだか少しカワイイ感じのお名前ですよね。

よく耳にするリコピンとは一体どんなはたらきをしてくれるのでしょうか?

張り切って調べてみました(^^)ノ

リコピンというのは、トマトの細胞の中にある成分ではありますが、
私たちの目で見る事ができるんです。

それは・・・

トマトのあの赤い色!

縦と横になっている2つのトマト

これがリコピンです。
スイカの赤もリコピンなんですよ♪

体の中で悪事を働く「活性酸素」

私たちの身体の中には「活性酵素」というものがあって、
これが酸化すると「過酸化脂質」というものに変身します。

この過酸化脂質は、細胞を老化させたり傷つけたりと、
次々と悪事をはたらく悪い奴なんですね・・。

金属が酸化すると錆びますが、それと同じような現象が
身体の中で起こってしまうのです。

身体が錆びる

なんてよく言いますが、具体的には、臓器の機能が低下したり、
お肌が老化してシミ・シワ・くすみなどが現れたり、
血管も老化して詰まりやすくなったりと、時に命の危険もある大問題なのです。

活性酸素が増えると・・・

  • 過酸化脂質を作る
  • 細胞を老化させたり傷つけたりする
  • 臓器の機能が低下する
  • 肌や欠陥が老化する
  • 高い高酸化作用がある「リコピン」

    と、ここでリコピンが登場

    リコピンには高い抗酸化作用があります。

    難しい言葉ですが、要は活性酵素が酸化しないように
    働きかけてくれるということ。

    そのおかげで、老化防止やガン予防、
    美肌など、嬉しい効果がたくさん得られます。

    どのような効果かについては、先のトマトが含む栄養の紹介で述べたとおりですね(´▽`v)

    そうなれば、そのリコピンとやらがたくさん含まれている
    トマトをゲットしたくなりますよね!

    次は、栄養満点のトマトの見極め方をご紹介です♪

    栄養満点のトマトの見極め方

    どういったトマトがもっとも栄養があるのでしょうか。

    スーパーでトマトを買うときに、
    できればおいしe→トマトをゲットしたいですよね!?

    そんなあなたの為に、トマト自ら目印をつけてくれています。

    栄養満点のトマトの選び方

    トマトを裏返してお尻をチェックしてみてください。

    中心が放射状に白っぽくなっているものがあります。

    おいしいトマトはお尻がしろっぽくなっている

    この「お星さまマーク」が、リコピンいっぱい入ってますよ~のサインなんです!

    このマーク付きのトマトは、甘くてコクがあり、
    味の面でもピカイチといわれています。

    目利きの巧みなシェフになりきって、
    栄養満点なトマトを選び抜きましょう~!

    トマトの皮部分の栄養について

    さあやってまいりました。

    不定期連載にて開催中の「皮談義」のお時間です(笑)。

      トマトの皮って剥く?剥かない?

    生の状態で食べる時、皮を剥くのか剥かないのか・・・

    自分の中でのこだわりと、相手の価値観が違った時に、

    えええ~~~!

    となったことってありません?(^^

    こればかりは個人の好みだとは思うのですが、
    野菜の皮には栄養が集まっているというのもよく耳にしますよね。

    トマトはこれだけ多くの栄養を持っているのに、
    皮を剥いたら栄養も減っちゃうのかしら?

    そんな疑問も生まれてきます。

    という訳で、好き嫌いやこだわりは一旦置いといて(笑)
    栄養面での皮事情はどうなっているのかをリサーチしてみました!

    ・・・・・・・

    そもそも野菜や果物など「実」をいただく食材の場合、
    皮に栄養が多いというのは事実なんです。

    リンゴ、ナス、ジャガイモ、どれも皮付近に栄養が集まっています。
    正確には皮というより、皮のすぐ下の部分に栄養が多いのです。

    ピーラーや包丁で皮を剥けば、どんな一流の料理人がやったとしても
    薄く剥くには限界があります。

    だから皮ごと食べちゃおうよ!という訳なのです。

    でもトマトの皮の事を思い浮かべてみましょう。
    フィルムのように薄くて、湯むきにするとキレイに取れますよね。

    トマトの皮を剥いているところ

    口の中に残るのが嫌、噛んだ時の歯ざわりが嫌など、
    受け入れられない方もいると思います。

    もちろん全部食べた時よりは栄養が減ってしまうかも知れませんが、
    そこまで気にする量ではありません。

    皮を剥くかどうかよりも、栄養がいっぱい入った上質なトマトを選んで
    買ってくる事に専念しましょう!

    先ほど紹介したリコピン印のトマトもそうですが、

    ★トマトの選定基準★

  • 持った時にずっしりと重い
  • ヘタがしおれていない
  • 傷がない
  • 真っ赤に色づいている
  • などなど
    トマトは全身で表現してくれています。

    ビビビッときたトマトちゃんを手に取って、
    皮あり皮なし、お好きな食べ方で美味しくいただきましょう♪

    お湯を沸かさずに簡単皮むきする方法もありますよ。

    キレイにはがれて気持ちいいですね~♪

    まとめ

    トマトが持つ、ひとつひとつの栄養素を調べてみると、
    やっぱりトマトって健康食品なんだな~と改めて感じますよね。

    “身体が錆びる”

    なんて考えたこともなかったけれど、
    具体的に「病気と繋がる」ということを知ると、
    知らないでは済まされない事なんだと背筋が伸びる思いです。

    いっぱいに積みあがったトマト

    トマトは「夏が旬」ではありますが、一年中手に入る食材ですよね。

    その上、ケチャップや缶詰などの加工品も多く出回っているので、
    健康と美容の為、定期的に取り入れたいお野菜です!

    真っ赤に色づいたトマトから、たくさんのリコピンをもらって、
    いつまでも錆びつかない若々しい身体を手に入れましょう!

    それでは本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました!

    ではでは(*゚ー゚*)ノ


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