とうもろこしの茹で方!レンジでチンする方法もあるよ♪
記事公開日:2015年7月21日
最終更新日:2015年12月19日
まだ梅雨も明けず蒸し暑い6月から、
厳しい残暑に太陽をにらみつける9月までが、
“旬”
といわれる、夏の野菜「とうもろこし」。
ただの小さなツブツブなのに、
お料理の中での存在感といったらそれはそれは偉大なものです。
普段は「パキン!」という甲高い音を立てて缶を開け、ササッと使える、
超便利食材!
というイメージですが、一本丸ながらのとうもろこしが
店頭に並ぶこの季節には、ぜひとも自分で調理した、
甘~いとうもろこしを食べたいものです。
私たちが普段スーパーなどで目にするとうもろこしは、
「スイートコーン」
と呼ばれる品種で、その名の通り”So Sweet!“(≧▽≦)
とっても甘いですよね♪
粒が黄色一色のものや、黄色い粒と白い粒が入り混じっているもの、
または全ての粒が白いものなど、いろいろなとうもろこしがありますが、
これらはどれも、スイートコーンです(^^
いつもはメイン素材を引き立てる小さな脇役だけど、
旬の時期にはソロ活動!
主役として、
どーん!!
と登場させちゃいましょう(^-^)b
でも久々に見る丸ながらのとうもろこしは、思ったより
せっかくの旬野菜、一番良い状態でいただきたいですよね!
そこで今日は、とうもろこしが主役デビューを果たし、
皆さんのお口に運ばれるまでを、張り切ってプロデュースしたいと思います!
それではさっそく、肝心の茹でかたをチェックですよっ
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目次
とうもろこしの茹で方
とうもろこしを茹でる時に重要なのは、
思い描いた質感に仕上げることです。
あなたの中に描かれたとうもろこしは、
どんな歯ごたえでしょうか?
ベースとなる茹で方を決める
とうもろこしの茹で方にはいろいろな方法があります。
その中でも最初に決めておきたいのが、
このチョイスです。
それはなぜかというと・・・
という具合に、とうもろこしをお鍋に入れるタイミングによって、
それぞれ食感が異なるからなんです。
と言っても、根菜ではないとうもろこしを水から茹でるという方法が
注目されるようになったのはごく最近のこと。
今回は、は昔から親しまれてきた、
お湯から茹でる方法をご紹介したいと思います。
手に入れたらきたらすぐに茹でるのがポイント!
とうもろこしって、大きくて立派ですごく丈夫そうですよね!
でも、そんなルックスとはウラハラに、
収穫した瞬間からどんどんと元気を失ってしまうお野菜なんです。。
「新鮮」といえる時間がとても短いので、
買ってきたらその日のうちに火を通します。
まず、大きな鍋にたっぷりのお湯を沸かしましょう!
その間に下ごしらえをします。
とうもろこしの下ごしらえについて
と、ここでまた分かれ道に差し掛かりました。
この「下ごしらえ」にも諸説あり、
という方もいますね!
皮を残すのは、皮が実の水分を守ってくれるという理論です。
がッ!!
私は全て取り除いてから茹でる派です!
皮の中に何かいるかも・・・
という不安と、皮の青臭さが
実に移ってしまうような気がするからです。
ちなみに、母は最後の一枚を残すタイプなのですが、
はっきり言ってさほど変わりません(笑)
茹でてからの方が皮を剥きやすいし、
ヒゲも上手に外せると聞いた事がありますし、
まぁ、これはご自分のやりやすい方法を選べばいいのだと思います。
塩はどうする?入れる?入れない?
さて、そろそろお湯が沸く頃でしょうか。
沸騰したら、そこへとうもろこしを投入します!
浮いてくるので、落しぶたをして押さえます。
野菜を茹でる時は、塩を入れる事が多いですが、
とうもろこしのようにみずみずしさを味わう素材の調理に塩は使いません。
浸透圧ってご存知でしょうか?
- 味を染み込ませたい時に、
調味料と食材を合わせて漬け込むことがありますよね!
食材が持っている水分を外に出すことで、
調味料の味(塩分)を入れるという働き。
これが浸透圧です。
つまり、ここで塩味を入れてしまうということは、
とうもろこしが持っている水分を外に出さなければいけないということ。
ちなみに、私は鶏のから揚げを作る時も、
漬け込みはわずか5分程度にしています。
鶏肉の水分は守られ、とってもジューシーに仕上がりますよ!
それでいて味もしっかりついています(^^)b
わお!
こんな長話をしていたらとうもろこしが大変なことになってしまいますね(笑)
とうもろこしの茹で時間について
茹で時間は、大きさや品種、火力などによって変わってしまいますが、
5~8分
というところでしょう。
一見ビッグサイズなとうもろこしですが、中身はほとんど芯。
粒が並ぶ外側のための加熱ですから、短時間でOKなのです。
茹で上がったとうもろこしをザルにあけたら、
ここでようやく塩の出番!
別のお鍋に、海水程度の塩辛い水を用意しておき、
そこへとうもろこしを入れます。
2~3分くらいそのまま置いて馴染ませましょう。
この塩はしょっぱくするためのものではなく、
軽い塩味をつけて甘みを引き出すためのもの。
けれど水分を守るためには、短時間で済ませたいので、
少し辛めの塩水を使います。
時間が来たら引き上げ、水気を切って完成です♪
すぐに食べない時は、
一本一本ラップで包んでおきましょう~。
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とうもろこしをレンジでチンする方法
さて、茹でる方法とは別に、もうひとつの方法が、
レンジでチン!
水分水分といわれると、何だかレンジ調理には
向かない気がしてしまいますが、大丈夫なんです。
「大丈夫」というか、むしろ
レンジの方が甘くジューシーに仕上がる気がします。
それに何より手軽でいいですよね!
茹でる時と同じように、まずは下ごしらえをします。
私は全部取り除く派なので、皮もヒゲもこの時に外します。
下ごしらえが終わったら、一度水にくぐらせましょう。
この時とうもろこしについた水分はパッパッと切る程度でOK!!
一本ずつラップで包み、500wのレンジで3分加熱します。
レンジの場合は加熱にムラが出ることがあるので、
一度上下を返し、もう一度3分加熱します。
取り出したらしばらくの間ラップをつけたまま放置!!
手で触れるくらいの温度になったらラップを外します。
皮をつけたままチンした人は、ここで皮を剥きます。
両手に塩をつけてとうもろこしを握り、
優しく馴染ませたら出来上がりです!!
取り出してからすぐにラップを外さない!
というのが、この方法のポイントになります。
できたてホヤホヤの状態でラップを外すと、
モワモワと大量の湯気が出ますよね!
これは「とうもろこしの水分」なのです。
だから少しおいて、抜けようとする水分を実の中に閉じ込めます。
水分が抜けず、みずみずしいままにできるという事は、
シワになるのも防げるという事ですよね!
旨みと水分をギュウっと閉じ込めて、
上質なとうもろこしに仕上がってくれますよ♪
しかも、レンジでチン!したとうもろこしは、
シャキっとしてプチっとします。
水から、お湯からと悩まなくても、
いいとこどりの食感を味わえるのです。
実を食べるときに、おじいちゃまおばあちゃま、
小さいお子さんにはこちらの方法でカットするのがオススメですよ!
湯せんとチンのメリットとデメリット
さて、今回は、
の2つの方法を紹介しました。
ただ、どんなに有能な方法でも、
必ずメリットとデメリットは存在します。
湯せんとレンジ、それぞれの場合でまとめてみました!
- 食感を操作できる!(水からorお湯から)
- たくさんの水分を吸うので、一粒一粒がみずみずしい!
湯せんのメリット
- 大きい鍋が必要となる。
- 甘みや栄養が水の中に溶け出てしまう。
- たくさん水分を吸うので、使う用途によっては水っぽく感じる。
- 火を使うので、キッチンがサウナ状態になる・・。
湯せんのデメリット
チンのメリット
- 加熱ムラができやすい。
- 加熱時間を守らないと火事になる!
チンのデメリット
こんなところでしょうか。
どんな加熱方法を選んでも、時間を守って
正しく調理すれば美味しく出来上がります♪
電子レンジでの発火事故は、メディアでも報道されている通り
何件も起きていますので、必ず時間を守りましょうね!
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まとめ
今日はプロデューサーとなって、とうもろこしの
デビューを見守ってきましたが、いかがでしたしょうか。
丸ながらのとうもろこしに出会えるのはほんの一時。
夏の大きな楽しみといえます。
私たちが手に取るまで、とうもろこしは何枚も何枚も皮を重ねて、
実の新鮮さとみずみずしさを守っています。
その役目が私たちに移った瞬間から、
とうもろこしが美味しくなるかどうか。
その鍵を握るのは私たちです。
何通りもの加熱方法がある中で、試行錯誤しながら、
誰もが一番美味しくなるやり方を見つけようとしている・・・。
けれど「これが正解!」というのはありません。
とうもろこしが見せてくれる表情は、きっと無限なんだと思います(*^^*)/
夏の贈り物「とうもろこし」を、両手で持ってガブリと頬張り、
自然な甘さをじっくり堪能してくださいね♪
それでは本日はこの辺で!
ではでは~(*゚ー゚*)ノシ
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