ターサイ(搨菜)ってどんな野菜?食べ方は?栄養はあるの?
記事公開日:2015年7月16日
最終更新日:2015年12月19日
最近はスーパーなどで、海外の野菜もけっこう売られていたりしますよね。
中には、
「え?これってどんな野菜なの?」
なんてものも。
ということで、今日は、フロム チャイナの「ターサイ」についてのお話です。
中国からやって来たお野菜ですが、今では日本でも多くの方に知られ、
いろいろなお料理に使われていますよね(^^
中華料理にはもちろん、和食としても美味しくいただけます。
なーんて言ってますけど、私はつい2、3日前まで、
その存在すら知りませんでした(笑)
でも実際見てみたら…触ってみたら・・・・食べてみたら・・・・
たくさんのパワーを貰っちゃいましたよ!
どんなパワーなのかって??
それはあとでのおたのしみっ(*^▽^*)♪
それではもうちょっと詳しく、ターサイというお野菜をレポートしてみたいと思います!
さっそく行ってみましょう~。
まずは「ターサイ」とはどんなヤサーイ?なのかについてです。
どうぞっ
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目次
寒さに強い中国の野菜「ターサイ」
ハッとするほど鮮やかで深いグリーン。
厚みのある葉の部分は、しわがあってモコモコふわふわ。
「私は緑黄色野菜です!!」
と言わんばかりのいでたちに、思わずドキドキしてしまいます(笑)
一つの株からいくつもの茎を伸ばし、
大きな葉をたくさんつける個性豊かなお野菜。
しかし、そんな見た目とはウラハラに、
クセがなくさまざまな料理に活用することができます。
このビッグサイズな葉の部分も、
繊維が少なくやわらかで食べやすいんですよ!
茎のところはチンゲンサイみたいに、
シャキシャキとしていてそれもまた美味しいのです。
・・・・・・・
そんなターサイは、寒い冬が大好き!
冷たい風をたっぷりあびて、雪の降る朝には真っ白になって、
それを繰り返しながらじわじわと甘みや風味を増して、
一級品のターサイへと成長します。
寒さが厳しい時期には、葉を横に広げ、
パアッとお花が咲いたような形になります。
そして暖かくなる頃に、チンゲンサイや小松菜のようにシュッと葉を立てるんです。
大好きな冷たい空気を葉っぱ全体に感じたいからなのか・・・
はたまた、厳しい寒さから大事な茎の部分を守る為に、
葉を広げる事で茎を隠しているのか…
どちらにせよ、
「生きているんだなあ~」
と改めて感じちゃいますよね!!
「ターサイ」の二つ名
そうそう、このお野菜。
- 「この葉を広げた時の姿がまるで菊の花みたいだ!」
ということで、
「菊花菜(きっかな)」
という名前も持っているんですよ。
さらには、
- 「一本の茎の先に楕円形の葉をつけるのがスプーンみたいだ!」
ということで、
「杓子菜(しゃくしな)」
とも呼ばれます。
その上、
- 冬本番の2月が旬である事から
「如月菜(きさらぎな)」
という名もあるようです!
どの呼び名も何だか風情があってステキですよね~。
「今日の晩御飯は杓子菜のお浸しよ!」
なんて言ったらちょっとカッコイイかも。
って、通じないか(笑)
さてさて、ターサイのお野菜紹介はこの辺までにしておいて、
お次は思わずお腹がグウっと鳴ってしまいそうな美味しい話題ですよっ!
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ターサイはどうやって食べるのがおすすめ?
いよいと、ターサイの食べ方についてのご紹介です♪
ターサイはとにかく炒め物にするのが一番のオススメ!
ターサイはお肉との相性がバツグンなので、豚肉と一緒に強火でシャーっと炒める、
いわゆる「中華風」はとっても美味しいです。
そこにタケノコとか、またはシイタケなんて足したらもう神でございます!
お料理メモ
中華風
エスニックな味付けも可!
味つけにオイスターソースを使えば中華料理。
ナンプラーを使えばタイ料理。
と、調味料しだいで全く違うお料理に変身しちゃうので、
それもまた楽しいですね!
お肉は牛肉、豚肉はもちろん、エビやベーコンなどでもOK!
何か物足りなく感じたら、卵とじにすると、
また違った表情を見せてくれますよ。
お料理メモ
エスニック風
ニンニクで香りをつけたり、ゴマ油で風味を足したりするのもオススメです。
ターサイはクセのないお野菜ですので、香りづけ・風味づけで
「失敗」
「ミスマッチ」
という事はほとんどありません。
ごはんが進むメインのおかずがササッとできるので、
忙しい時にこそ試して欲しいメニューですね♪
和風にすることもできます!
「いやいや~、やっぱり和食じゃないと…」
という方も少なくないかも知れませんが、ご安心ください(^^)b
ターサイはもうすっかり、和食部門でも大活躍中です!
やわらかい葉が自慢のターサイは、ほうれん草や小松菜のように、
お浸しやゴマ和え、煮浸しにも向いているのです。
そこへツナや油揚げなんかを合わせると、
ボリュームも出ますし、色合いも華やぎます。
もう一品欲しい時にパパっとできるお助けメニューですね!
お料理メモ
和風
汁ものにもイケます!
そして最後は、食事の立役者ともいえる「汁もの」。
コンソメ・鶏がらで中華スープ!
なんていうのもモチロン美味しいですが、
昆布だしのお吸い物や、かつおだしのおみそ汁など、
和風だしとの相性もバツグンなのです。
鮮やかな緑色が入ると、汁ものって映えるんですよね~!
お料理メモ
汁物
これは参考になる動画。思わずあーんと口を開けてしまいます☆
「豊田産食材の晩ご飯レポ「ターサイと餃子のあっさり鍋」
さて、スープからメインディッシュまで、さまざまなお料理に変身できる、
万能なお野菜だという事がわかってきたところで、ちょっと気になるこの話題!
ターサイの栄養をチェック!
身体に良いとされる緑黄色野菜。
その代表!みたいな色をしているターサイですが、
果たしてどんな栄養素を持っているのでしょうか?
まずは堅苦しく表で見てみましょう(笑)
ターサイ | チンゲンサイ | ハクサイ | |
Bカロテン | 2400mcg | 2600mcg | 130mcg |
カリウム | 320mg | 250mg | 160mg |
カルシウム | 110mg | 120mg | 43mg |
ビタミンK | 230mcg | 120mcg | 87mcg |
ターサイにはこの4つの栄養素がたくさん含まれています。
比較として同じ「アブラナ科」のお野菜たちにも登場してもらいました!!
濃い緑色のターサイとチンゲンサイには、
Bカロテンという栄養素がたっぷり含まれている事がわかりますね。
なんかアルファベットとか入ってくると専門的な感じがしますが、
これはベータカロチンのこと。
L.ディカプリオみたいなものです(笑)。
野菜ジュースなどの、
「これ1本で一日分の栄養が取れる!」
的な健康食品には、ベータカロチンを売りにしているものも多いので、
宣伝文句で耳にする機会もあると思います。
でもよくよく考えてみると、
Bカロテンってなんで必要なのでしょうか?
カリウムってよく聞くけど摂らなかったらどうなるの?
栄養の事って意外とよく知りませんよね。
というわけでまとめてみました!!
Bカロテン
身体の中に入ると「ビタミンA」に変わります。
皮膚や粘膜を保護する働きがあるので、
若々しい肌を保ったり、
風邪を引きにくくしてくれたり、
さらには目も粘膜ですので、
疲れ眼やドライアイにも良いとされています!
不足するとあの嫌な口内炎ができたりするので、
積極的に摂りたい栄養素ですね。
生活習慣病やガンの予防にも良いんだとか!
カリウム
塩分の排出を助けるという重要な任務につく、とっても大事な栄養素です。
現代人の食事は、ただでさえ塩分過多であることが多いので、
余分な塩分は外へ出してしまわないとダメですよ!
さもないと、将来血圧が高くて病院通いなんて事になってしまいます。
そして、塩分は「むくみ」にも大きくかかわってきますので、
若い女性にも注目していただきたい栄養素です。
カルシウム
言わずと知れた有名な栄養素ですね!
骨や歯をつくるのに必要なものです。
よく、イライラしている人に、
「カルシウム足りてないんじゃない?」
なんて言ったりしますが、これって事実なんです。
カルシウムには神経を安定させる作用があるので、
思い当たる節がある方はぜひ(笑)
ビタミンK
ABCDくらいなら聞いたことはあっても、
「K」というのは馴染みがない感じですよね!
このビタミンKには、取り込んだカルシウムを骨のところまで運び
「あなたはここに付くのよ~」
と促す仕事をします。
つまり、カルシウムとビタミンKが一緒に摂れるというのは、
効率的にカルシウムを使うのに理想なのです。
以上!私流栄養成分解説でした(笑)。
こうして見ると、どれも必要不可欠な栄養素ばかりです。
足りないものはサプリメント!
が当たり前となってしまっている世の中ですが、
美味しいものをたくさん食べて栄養を摂るのが一番ですね。
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まとめ
今日は中国から来た冬の野菜「ターサイ」をレポートしてみました。
吸い込まれそうな深い緑色をした、元気に広がる大きな葉から、
ただならぬ生命力と、エネルギーを感じます。
食事というのは「命をいただくこと」。
それを改めて実感したお野菜です。
冒頭で私が言った「パワーを貰った」とはこういう事。
そして私の中に注入されたそのパワーは、私の一部となって生き続けます。
「いただきます」
「ごちそうさま」
を大切に、丁寧に、手を合わせて言いたくなる、そんな一日でした。
皆さんもぜひ、ターサイのエネルギーを「いただきます」してくださいね!
それではお付き合いありがとうございました(*゚ー゚*)ノシ
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