冬至にかぼちゃを食べる理由は?その由来はコレ!【冬至七草】

記事公開日:2015年7月1日
最終更新日:2015年12月19日



季節の節目にあたるところで、何かを食べる、
というイベントが結構あるように思います。

例えば土用の日にうなぎを食べたり、
節分に巻き寿司を食べたり。

旬のものを食べられるので私としては嬉しい限り!

今回ご紹介する冬至のかぼちゃも、そのひとつですね~。

2つ並んだ西洋かぼちゃと白かぼちゃ

実は、かぼちゃが収穫されるのは夏ってご存知ですか?
でも食べて美味しいのは、秋から冬の時期なんです。

面白いですよね!

冬至にわざわざかぼちゃを食べるのも、何か理由がありそうです。
ちょっときになったので、さっそくしらべてみました(^^ゞ

それではさっそくみていきましょう~

どうぞっ



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冬至にかぼちゃを食べる理由

冬至にかぼちゃを食べる理由を、
ちゃんと考えてみたことってあります?

風習なので当たり前!

という人もいるかもしれませんね(^^

でもじつはちゃあんと、理由があるんです。

・・・・・・・・・・

冬至といえば、どんな日でしょうか。

ご存じのとおり、1年で昼が一番短い日ですですよね。
毎年くる寒~い時期(^^;

昔の人はそんな日にかぼちゃを食べて、
風邪をひかないで健康にいられるように、祈願したそうです。

今だったら風邪をひいても風邪薬を
お医者さんでもらうことができます。

でも、昔は寒い冬に風邪をひいてしまうことは、
命取りになりかねないことだったんですね。

そこで登場、カボチャさんです!

かぼちゃはβカロチンやビタミン類が豊富で、
風邪や寒い時期に増える脳卒中や動脈硬化などの予防にぴったり!

今より野菜の研究が発達していない昔でも、

かぼちゃは風邪に良い!

ということを経験則で知っていたのですね~(^-^)h

厳しい冬を越すための先人の知恵が風習として残った、
ということなんですね!

また、夏に収穫したかぼちゃは3か月程度貯蔵されて、
冬ごろが一番おいしくなります。

保存も効くので、食べ物が少ない中での
貴重な存在だったわけですね~。

そのほか、昔は中風と言われた脳卒中にならないように、
という意味も込められているそうです。

う~ん!先人の知恵、恐るべし!!



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冬至かぼちゃの由来とは?

かぼちゃには風邪などに対抗する栄養素が含まれるため、
いちばん寒い冬に、滋養をつけるためかぼちゃを食べるのはわかりました。

でも、わざわざ「冬至の日」ピンポイントで、
こぞって食べるというのは、何かありそうですよね?(^^

で、この由来について調べてみたところ、
どうやら日本特有の願掛け文化として

運盛り

というキーワードが浮かび上がってきました。

運盛りとは?

冬至がどんな日か、というと、地球に降り注ぐ
太陽のちからが一番弱い日ですよね。

これは、農作物を育てたい人にとっては、デメリットというか、
いちばんキツイ日ですよね。

逆に言うと、冬至が過ぎたら、

この日を境にどんどん日差しは強くなる

つまり、暖かくなり農作物も育つようになる。

そこから転じて、運も上昇すると考えられています。

これを、「一陽来復(いちようらいふく)」と言います。
冬至の日の別名ですね(^^

・・・・・・・

で、話を「運盛り」に戻しますね。

昔のもじ覚えなのですが、これは「いろはにほへと」で覚えていました。

最後は「ん」で終わります。

「ん」は物後のの終わりを表しており、これが、冬至の

寒くなっていくのが終わる日

と重ねられて考えられていきました。

転じて、冬至に「ん」のつくものを食べることで

  • 「運」が家にやってくる
  • 「運」を引き寄せることができる
  • と言われるようになったのです。

    床に置いてあるりっぱなかぼちゃ

    冬至のななくさ

    でも、ここでちょっとまったコールですよ。

    「ん」がついてるものを食べて「運を呼ぶ」のはわかりました。

    でも、かぼちゃにはどこにも「ん」がないじゃないですか。

    ・・・・・・・

    はいっ。
    では、かぼちゃを漢字に変換してみましょう。

      かぼちゃ → 南瓜 → なんきん

    うん・・・・。たしかに「ん」で終わっていますね。

    しかも、この「なんきん」。「ん」が2つも含まれています
    実はこれ、偶然じゃないんですよ~。

    今回は冬至かぼちゃについての紹介となりますが、
    冬至にはかぼちゃ以外にも積極的に食べるものがあります。

    それらを冬至のななくさといいます(^-^)h

    冬至七草

  • なんきん(かぼちゃ)
  • れんこん
  • ぎんなん
  • にんじん
  • きんかん
  • かんてん
  • うんどん(うどん)
  • どうでしょう?

    うどんがちょっとくるしいですが、
    全部の食べ物に「ん」が2つ含まれてますよね?(^^

    こうして「ん」が2つもついていることで、

    「たくさん運を呼び込むことで冬を乗り切れる!」

    として、冬至七草が冬至に食べられているのです(^-^)h



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    まとめ

    冬至にかぼちゃの由来、いかがでしたか?

    なんとなく冬至にかぼちゃ、というわけではなく、
    きちんとした根拠があってのかぼちゃだったんですね~。

    食料の少ない時代、保存がきいて美味しくて栄養があるかぼちゃは
    とても頼りになる存在だったことでしょう。

    現代でもその役割は健在ですよね!

    寒い冬。

    先人の知恵にあやかって、冬を元気に乗り切るために、
    今年の冬至には美味しくかぼちゃを頂いてみていはいかがでしょうか♪

    今回は以上です。

    参考になりましたら幸いです(*゚ー゚*)ノシ


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