大豆油って健康にイイ?悪い?脂肪酸は他の油より多い?

記事公開日:2017年5月26日



食用の油っていろいろな種類がありますよね。

  • オリーブオイル
  • キャノーラ油
  • ごま油
  • などなど。

    その中の一つに大豆油があります。

    日本だと、そんなにメジャーな印象がない大豆湯ですが、実は植物油の生産量世界2位を誇るほどに世の中に溢れている食用油なのです。

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    大豆というと身体に良いというイメージがありますよね。
    ということは、この大豆油も身体に良いのでしょうか。

    含まれる脂肪酸が多いといった話も聞きますが、
    実際のところどうなのでしょうか。

    と、いうことで!

    今回は大豆油が及ぼす身体への影響についてまとめました。



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    大豆油とは

    大豆油というのは大豆の種子から抽出された植物油のこと。

    日本でも多く流通していて、マヨネーズのやドレッシングの材料や、ツナ缶などに入っているオイルとしても使われています。

    あまり馴染みがないな~と思うかもしれませんが、知らず知らずのうちに口に入っている可能性も高いのです。
    (^-^)h

    この油は生産量が多く、安く取引されているので安価で手に入ります。

    色も薄く、クセもなくさらりとしているため使い勝手が良く、

  • てんぷら油
  • サラダ油
  • マーガリン
  • ショートニング
  • など市販で売られている家庭用の調味油に多く含まれています。



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    大豆油ははたして健康に良いのか

    とても多くの調味料、加工食品に含まれている大豆油ですが、最近では健康によくないという意見も多いようです。

    実際のところはどうなのか。

    人や企業によって意見が異なるので、ポジティブな意見とネガティブな意見をまとめてみました。

    ポジティブな意見

    大豆油にはコレステロール値を下げてくれる効果のあるオレイン酸が含まれています。

    血液をサラサラにしてくれて、動脈硬化などの生活習慣病を予防してくれます。

    また、人間が生きていくのに必要なリノール酸も多く含まれています。

    リノール酸は必須脂肪酸であり、身体の中で作り出すことのできない成分です。
    なので外から摂取する必要があります。

    さらに、少量含まれている大豆レシチンには細胞膜を作る作用があり、

    若返りの栄養素

    とも言われているので、アンチエイジング効果も期待できる、というワケです。

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    ネガティブな意見

    では次にネガティブな意見もみてみましょう。

    大豆油に含まれるリノール酸は確かに血液をサラサラにしてコレステロール値を下げてくれる効果がありますが、大量に摂取してしまうと、身体に有効な善玉コレステロール値まで下げてしまいます

    しかも大量摂取はガンの危険性も高めるので危険という意見があります。

    さらにこのリノール酸は酸化に弱いという性質もあり、酸化したリノール酸は活性酸素と結びつき過酸化脂質に変わります。

    この過酸化脂質というのは有害物質で多くの病気の原因になると言われています。

    ただし、ネガティブな意見には、「大量にとりすぎると」「古くなって酸化すると」という条件が付いているものが多い印象ですね。



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    大豆油は脂肪酸が多い?

    大豆油は脂肪酸が多いという意見があるようですが、他の油と比べて本当に脂肪酸が多いのでしょうか。

    大豆油に含まれる脂肪酸で一番多いのは全体の50%から57%を占めているリノール酸となります。

    リノール酸の含有量が33%から40%であるこめ油や、15%から25%であるのあまに油と比べれば確かに多いと言えます。

    しかしサンフラワー油などはリノール酸含有量59%から78%も含んでいるので、一番高いというわけでもありません。

    また、次に割合が多いのがオレイン酸で20%から25%含まれています。

    しかしオレイン酸を含む油は身体に良いといわれていて、コレステロール値を下げてくれる効果があります。

    リノール酸とオレイン酸を多く含む油は大豆油以外にもあり、ごま油やオリーブオイルなどが該当します。

    脂肪酸が多いというと身体に悪いイメージですが、脂肪酸の中にも「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」があります。

    その中でもエネルギーになりやすい「飽和脂肪酸」や、中性脂肪やコレステロール値を下げてくれる「不飽和脂肪酸」などがあります。

    人間が生きるために必要不可欠な成分なので、摂りすぎには注意が必要ですが、すべてが有害というわけでもないのです。

    大豆油は危険という意見も・・・

    大豆油は危険だから食べない方がいいという方もいるようです。

    危険というのはちょっと強めな言い方ですが、なぜそのように言われるのでしょうか。
    理由を探ってみてみましょう。

    大豆の抽出方法に問題アリ!?

    通常、植物から油を抽出する際には圧力をかけたり、手や機械で搾ったりして抽出します。

    しかし大豆は固く、しかも油分が少ないので圧力で抽出することができず、溶剤抽出法という方法で油を取り出します。

    溶剤とは物質を溶かすのに用いる液体で、ガソリンアルコールの仲間。

    身体に有害と言われていますし、ガソリンの仲間と言われるとちょっと怖くなっちゃいますよね。

    遺伝子組み換え大豆が使われている!?

    大豆油は安価で取引されていますが、国産のものだとやはりお値段が高くなるので、安価で出回っているものはほとんど外国産の大豆

    そうすると、外国産の大豆は遺伝子組み換え作物である可能性が国産のものより高く、身体に害があるのでは?という意見も多くあります。



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    まとめ

    今回は大豆油が及ぼす身体への影響について紹介しました。

    大豆油は普段私たちの口に入るサラダ油やマヨネーズ、ドレッシングなどにも含まれているので、身体によくないって言われるとやっぱり気になってしまいますよね。

    確かに大豆油に多く含まれるリノール酸は酸化に弱い性質があるので、酸化によって生じてしまうトランス脂肪酸や、過酸化脂質が気になるところです。

    しかし、加熱しなければ酸化しないのでマヨネーズやドレッシングを作ったり、マリネなどに利用するのであれば問題ない気もします。

    また、大豆油の危険性ですが、確かに溶剤は身体に有害です。

    しかし溶剤を使用する際は、油を抽出した後に除去されるという規則になっていて、油の中に残るというのは考えにくいという意見もあります。

    気になるのは残留物ですが、この辺は各メーカーの処理の仕方や丁寧さ次第にはなってしまいますよね…。

    遺伝子組み換え食品が有害という話も聞きますが、いま私たちが食べている野菜やフルーツの中にも遺伝子を組み換えたものがたくさんありますし、大豆だけが危険というのもちょっと強引な気もします。

    最近では輸入品も増えてきてはいますが、我が家ではなるべく国産のものを使用しています。

    成分表をチェックして、怪しい項目が入っていななるべくシンプルなものを選ぶようにはしていますが、なかなか難しいですよね。(^^;

    大豆油自体が危険というよりも、その大豆油がどのようにして作られたのかによって、安全性は変わってきます。

    家計との相談は必要ですが、健康のためにもあまり安い大豆油は使わない方がよいのではないかな、と思います。

    今回は以上です。
    ご参考になりましたら幸いです。
    (*゚ー゚*)ノ


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